用語集

アオリ

高いビルなどを地上から撮影した場合には上に行くに従って小さく写りますが、商業撮影などでは遠近感を補正したり画面の広範囲でピントの合う写真に仕上げたい場合もあります。このような遠近による被写体のゆがみを補正したり、斜めの被写体に対して広範囲に焦点を合わせたい場合に、レンズの光軸をずらしてゆがみを補正することをアオリといいます。そして、このアオリ撮影は専用の機能を持ったカメラやベローズユニット、シフトレンズなどを使用することで可能になります。 また、補正の方法には、光軸を上にずらすライズ、下にずらすフォール、左右へのシフト、左右に光軸を傾けるスイング、感光面にたいして上下に傾けるティルトなどがあります。  なお、斜めに位置する被写体にピントを合わせるには、被写体面と感光面の中間に延長線が一致するようにレンズを傾けますが、これはレンズの特性を生かしたもので、画像処理で同じ効果を出すことはできません。

◎お役立ち情報

写真の構図には様々な種類のものがあり、それによって、仕上がる写真や、被写体であるモデルの印象が大きく変わります。 そのなかでも、アオリと呼ばれる構図は、人物なら足元、また建築物などならそのした方向から上を見上げる様に撮影する方法で、堂々とした存在感や、威厳、迫力などを表現するのに効果的な方法です。また、人物のバックに青空など奥行きのある空間を入れることで、広々とした空間を演出するといった効果も得ることができます。