用語集

まえピン 【前ピン】

まえピン 【前ピン】とは写真撮影時に実際にピントを合わせたい位置よりも前方でピントが合っている状態です。 これはオートフォーカスで撮影した場合に、撮影者の意図したピント位置よりも前方でカメラがピントを合わせてしまうためです。 草花の接写などで、被写体との距離の割に被写体の奥行きが大きい場合や、ポートレートで望遠レンズを使った場合などで、カメラの判断と撮影者の意図が合致しない場合があります。 マクロレンズや望遠系のレンズでは、広角系のレンズに比べてピントの合う範囲が狭くなります。この範囲を被写界深度といい、被写界深度はレンズの焦点位置の前後にありますが、奥側よりも手前側の方が狭いのであとピンよりもまえピンの方が発生し易くなります。  ところで、最近のカメラの進歩は著しく、専門的な知識や経験がなくてもきれいな写真が撮れるようになっています。しかし、意図的にピント位置をズラシて表現したい場合などには、カメラのオート機能がかえって邪魔になる場合もあります。そんな時には、マニュアルフォーカスや、フォーカスロック機能が役に立ちます。

◎お役立ち情報

写真を撮影するにあたり、被写体にピントが正確に合っていることは必須の条件となりますが、開放値の明るいレンズなどを開放で使用すると、ピントの合う被写界深度が浅くなり、ピントが被写体の前にずれる、まえピン 【前ピン】が起こりやすくなります。 しかし、こうした特性を活かし、あえて前ピンを起こすことで、象徴的に被写体やその後方をぼかし、画面の印象をコントロールしたり、色を強調するといった技法が用いられることもあります。